インフルエンザが猛威を振るう冬に ― 支援の現場から考える「守り合う力」
12月に入り、今年は例年より早い段階からインフルエンザが猛威を振るい、地域でも感染拡大のニュースが相次いでいます。利用者の皆さまにも体調を崩しやすい時期となり、私たち支援側も日々状況を注視しながら、できる限りの予防策に取り組んでいます。手洗いや換気、マスクの着用はもちろん大切ですが、何より重要なのは「自分を守ることが、周りを守ることにつながる」という意識を、職員・利用者が一緒に共有できているかどうかだと感じています。
就労継続支援B型という場は、単に作業を行う場所ではなく、毎日顔を合わせ、互いの変化に気づき合えるコミュニティでもあります。だからこそ、体調がいつもと違うときにそれを伝えられる関係性、そして伝えた相手を思いやる空気がとても大切です。「無理をしない」「休む勇気を持つ」という行動は、決して迷惑をかけることではありません。むしろ、それこそがチームとしての強さにつながり、安心して通える環境をつくる基盤となります。
今年10月から工賃支給額を引き上げたことも、利用者の頑張りや積み重ねを大切にしながら、安心して作業に取り組める土台づくりの一環です。体調管理の徹底と同じように、安心して働ける環境作りは小さな配慮と積み重ねの結果で成り立っています。
この冬は、感染症に対する注意がいつも以上に求められる時期となりますが、私たちは “守り合う力” を大切にしながら、一人ひとりが出来ることを積み重ね、みんなで乗り越えていきたいと思います。
エール万富は、
「安心して相談できる岡山市の就労継続支援B型事業所」として、
丁寧で温かい支援を心がけています。
送迎や工賃、その他のお困りごとがあれば、まずはお気軽にご相談ください。
