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就労支援コラム

職員が語る一年の振り返りと来年への抱負

― 職員5名、それぞれの視点から ―

12月を迎え、エール万富では一年を振り返る時間が増えてきました。利用者さんだけでなく、私たち職員にとっても日々の積み重ねがある一年でした。今年は工賃アップの実施をはじめ、作業内容の見直しや支援体制の整備など、現場での動きがより具体的に形になった年でもあります。

ここでは、職員5名がそれぞれの立場から一年間の想いと、来年に向けた抱負を語ります。

A(職業指導員・男性)

「安心して通える“空気づくり”を大切に」

秋頃から新しく入職し、まだ数カ月ほどではありますが、利用者の皆さんと職員の温かさに支えられながら日々を過ごしています。前職も福祉ではありましたが、ここでは“一人ひとりのペースを丁寧に見守る” という姿勢がより強く感じられ、支援の奥深さを学んでいるところです。

まだまだ分からないことばかりですが、利用者さんが安心して過ごせる空気をつくること、現場の流れや雰囲気を丁寧に受け止めることを大切にしていきます。来年は、作業支援をより安定して担えるようになること、そして利用者さんとじっくり向き合える職員として成長することを目標にしています。

B(目標工賃達成指導員・女性)

「“できた”の瞬間を一緒に喜べる支援者でありたい」

今年は特に作業量が増え、利用者さんの取り組む姿勢も大きく変化した一年でした。特に、新しい作業を導入した時に「できた!」と喜ぶ姿や、仲間同士で声を掛け合う場面にたくさん出会い、支援者として何度も励まされました。

私自身、まだ経験の浅い部分もありますが、利用者さんの小さな変化に気づけるよう努力してきた一年でした。来年は、作業だけでなく生活面の相談にもより寄り添えるよう、支援者としての視野を広げていきたいと思っています。“一緒に喜べる支援”を大切に、丁寧に関わっていきたいです。

C(サビ管・男性)

「環境づくりの大切さを改めて感じた一年」

今年は事業所全体の取り組みが大きく動き、特に工賃アップの実現は利用者さんのモチベーションにも良い影響が出ていると感じます。ただ同時に、作業の量や質の管理、安全面の徹底など、職員側の準備や見直しも求められた一年でした。

私はどちらかというと裏方の確認業務が多いのですが、「安心して作業できる環境を整えることが、利用者さんの成長を支える」ということを実感した1年でした。来年は、作業工程の見直しや効率化にもさらに関わり、利用者さんがもっと取り組みやすい環境づくりに貢献したいと考えています。

D(生活支援員・女性)

「日々の積み重ねが“自信”につながる支援を」

利用者さんとの関係性がより深まり、日常の小さな変化に気づける場面が増えた一年でした。特に、声かけのタイミングや表情の読み取りなど、コミュニケーションの質を高めることに力を入れてきました。

支援を続ける中で、「毎日の積み重ねが、自信につながる」と利用者さんの変化から学ぶことが多くあります。来年は、個々の強みをもっと引き出せる支援を意識し、利用者さんが“自分でできた”と感じられる瞬間を増やしていきたいと思います。また、職員同士の連携もより強め、事業所全体の支援力向上に貢献したいです。

E(施設長・女性)

「事業所全体の力を底上げする視点を持って」

勤務して5年、事業所の変化を大きく感じた1年でした。利用者さんの人数や作業内容も増え、支援の幅が広がった一方で、職員一人ひとりの役割がより重要になっていることも実感しています。支援は個人ではなくチームで行うもの。状況を共有し、連携し、互いの専門性を活かすことで、より良い支援につながると改めて感じました。

来年は、職員全体の支援力を底上げできるよう、情報共有の工夫やチーム運営にも関わりながら、一人ひとりが働きやすい職場づくりにも力を入れていきたいと考えています。利用者さんにとっても職員にとっても、「ここで過ごして良かった」と思える環境をつくることが目標です。

おわりに

5名の言葉にもあるように、一年は長いようでいて、日々の積み重ねであっという間に過ぎていきます。
利用者の皆さまが安心して通い、自分のペースで前に進める場であるために、職員自身もまた学び、成長し続ける存在でありたいと思います。

来年も、エール万富らしい温かく、優しく、そして前向きな支援を皆さまとともに築いていけるよう努めてまいります。

エール万富は、
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丁寧で温かい支援を心がけています。
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