「感謝する」ということ ― 支援の現場で改めて見える大切な力

12月は、1年の終わりに差しかかる節目の時期。そして、私たち支援者にとっても利用者の皆さまにとっても、「感謝」という言葉が自然と頭に浮かぶ季節です。感謝には、相手を認め、尊重し、その存在を大切に思う力があります。これは支援の現場において、とても重要な視点です。

就労継続支援B型では、日々の作業や活動はもちろん、生活面での相談支援など、さまざまな関わりがあります。その中で「ありがとう」という言葉を口にする場面は多くありますが、実はその背後には、相手の努力や気遣いに気づく “視点” が必要です。感謝は、ただ礼儀として伝えるものではなく、相手がその場に居てくれること自体を尊重する行為でもあります。

利用者の皆さまが作業に取り組む姿勢、無理をせず伝えてくれる勇気、仲間同士で声をかけ合う優しさ…。そうした一つひとつに支援者は助けられていますし、事業所全体が温かい空気に包まれている理由でもあります。反対に、支援者の小さな気づきや声かけが、利用者の安心や自信につながり、その積み重ねが大きな成長を生むこともあります。

感謝の気持ちは、目に見える成果よりも、むしろ毎日の小さな行動の中に宿るものです。1年の終わりにあらためて、皆さまの存在そのものに心からの「ありがとう」をお伝えしたいと思います。そしてこれからも、互いを認め合い、感謝し合える関係性を大切にしながら、安心して過ごせる場づくりに取り組んでまいります。

エール万富は、
「安心して相談できる岡山市の就労継続支援B型事業所」として、
丁寧で温かい支援を心がけています。
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